Next 80 / Powerslide (2018-2019モデル)
低重心が特徴となるTrinityマウント搭載のハードブーツ「Nextシリーズ」の4x80モデル。
アーバン系のフリースケート用ブーツ。
インナーブーツは熱成形対応。
全パーツがドライバー類で交換可能。
※ 「Next 80」は2020モデルより、インナーブーツが改良され、履き心地などが改善されています。その点を踏まえて評価をお読みください。
商品
項目 | 概要 | 備考 |
---|---|---|
商品名 | Next 80 | - |
メーカー | Powerslide | - |
型番 | 908224 | - |
参考価格 | 28,000円(税別) | - |
総重量 | 1,650g | EU42-43片足 |
構成
パーツ | ギア |
---|---|
ブーツ | Next |
フレーム | Elite Casted 4x80/243mm |
ウィール | Spinner 80mm/85A |
ベアリング | Wicked ABEC 9 |
各評価者の詳しい評価内容
ハードブーツ5種のランキングを決めるに当たり、各ブーツの評価項目を1〜5の点数付けし、さらに評価するに当たってのポイントをメモしてもらいました。
その評価内容を評価者別に公開します。タイプの異なるスケーターが、それぞれどこに注目し、良し悪しの判断をしているのか具体的に分かると思います。
評価項目について
履き心地
感覚:足入れ感、フィット感、かかと浮き、重量感など
パーツ:ブーツのパッド(ウレタンの質、配置)、ブーツ(インナー、シェル、総重量)など
操作性
感覚:滑りやすさ、レスポンス、安定感など
パーツ:ブーツ(剛性)、フレーム(剛性、精度)など
スピード
感覚:加速、速度維持など
パーツ:ブーツのソール(剛性)、フレーム(剛性、精度)、ベアリング(精度、潤滑油)、ウィール(硬度、転がり抵抗)など
カスタマイズ
パーツ:フレーム位置調整、カフ調整、シェル調整、ロッカリングの可否、熱成形の可否、各種パーツ交換の容易さなど
コスパ
価格に対してのスペックや品質の評価
★の数
1〜5(★が多い方が優れている)
評価者別の評価詳細
4人それぞれの詳しい評価内容です。
篠田の評価
- 履き心地 ★★★★
- 操作性 ★★★★
- スピード ★★★★
- カスタマイズ ★★★
- コスパ ★★★★
やっぱりフレームが良くできているなあ、と思う。ロープロファイル(低重心)なので、安定性でいうとピカイチに感じる。
つま先とかかとの高低差があるので、操作性にクセを感じるかもしれないが、すぐに慣れるレベルで、個人的には好みの部類。
あと2cmハイカフで、バックルがもっと締めやすくなると、もっと操作性が上がって、素晴らしいスケートブーツになりそう。(自分でカスタムしたくなる)
ベーシックスケーティングからフリーライドまで幅広く使えるスケートブーツ。
安井の評価
- 履き心地 ★★★
- 操作性 ★★★
- スピード ★★★
- カスタマイズ ★★★★
- コスパ ★★★★
とにかくインナーを焼け!(しつこい)
カフの開口部が大きいので、タンに反発がない状態のインナーだと足首からスカッと曲がってしまって力が逃げる。
ノーマルで履く前提ではないので必ずインナーを焼くこと。(笑)
カスタマイズ性はベストなので、コスパが良く長く楽しめるブーツ。
中野の評価
- 履き心地 ★★★★
- 操作性 ★★★★
- スピード ★★★★
- カスタマイズ ★★★★
- コスパ ★★★★★
● 良い点
フレームの高さが低いため、重心が落ちて操作がとても良い。
フレームを留めるのビスが3ポイントのため、インエッジやアウトエッジに乗った時の安定感が良い。
シェルのホールド感が良い。
● 悪い点
つま先のホールドが弱い。
人によってはシェルが硬いと感じるかも。
高田の評価
- 履き心地 ★★★
- 操作性 ★★★★★
- スピード ★★★
- カスタマイズ ★★★★★
- コスパ ★★★★
レスポンスと操作性が、今回履き比べした5モデルの中で最も良かった! シェルのフレームマウント部分に金属パーツを使用していないにもかかわらず、だ。これはただただ、3点固定で低重心のTrinityマウントのおかげだろう。
カフのバックルをきつめに締めても、カフ周りのフィット感が得られなく、サポート力も高くない。
インナーが少し頼りないけれど、過不足ない作り。でもやはり、可能ならもっと作りがしっかりしたインナーに交換したい。
全パーツが付属のレンチやプラスドライバーで交換可能なのは素晴らしい。さらに、メーカー純正のTrinityフレームの種類が豊富で、低価格のものも多いため、いろいろな楽しみ方ができるのも嬉しい。