Twister Edge / Rollerblade (2018-2019モデル)
2002年にTecnicaから発売されたTwisterの流れを汲むブーツで、Rollerbledeに移ってから3回目のフルモデルチェンジを経た最新のTwisterシリーズの一足。
直線的なデザインが特徴的な中級者向けのフリースケート用ブーツ。
サポート力が高いので、国内ではスラロームに使用している初心者も多い。
※ 「Twister Edge」は2020モデルより、シェルとインナーブーツが改良され、履き心地などが改善されています。その点を踏まえて評価をお読みください。
商品
項目 | 概要 | 備考 |
---|---|---|
商品名 | Twister Edge | - |
メーカー | Rollerblade | - |
型番 | 07847500800 | - |
参考価格 | 30,000円(税別) | - |
総重量 | 1,695g | 25.0cm片足 |
構成
パーツ | ギア |
---|---|
ブーツ | Twister Edge |
フレーム | Ext Alu 243mm |
ウィール | Urban 80mm/85A |
ベアリング | SG7 |
同梱 | ヒールブレーキ |
各評価者の詳しい評価内容
ハードブーツ5種のランキングを決めるに当たり、各ブーツの評価項目を1〜5の点数付けし、さらに評価するに当たってのポイントをメモしてもらいました。
その評価内容を評価者別に公開します。タイプの異なるスケーターが、それぞれどこに注目し、良し悪しの判断をしているのか具体的に分かると思います。
評価項目について
履き心地
感覚:足入れ感、フィット感、かかと浮き、重量感など
パーツ:ブーツのパッド(ウレタンの質、配置)、ブーツ(インナー、シェル、総重量)など
操作性
感覚:滑りやすさ、レスポンス、安定感など
パーツ:ブーツ(剛性)、フレーム(剛性、精度)など
スピード
感覚:加速、速度維持など
パーツ:ブーツのソール(剛性)、フレーム(剛性、精度)、ベアリング(精度、潤滑油)、ウィール(硬度、転がり抵抗)など
カスタマイズ
パーツ:フレーム位置調整、カフ調整、シェル調整、ロッカリングの可否、熱成形の可否、各種パーツ交換の容易さなど
コスパ
価格に対してのスペックや品質の評価
★の数
1〜5(★が多い方が優れている)
評価者別の評価詳細
4人それぞれの詳しい評価内容です。
篠田の評価
- 履き心地 ★★★
- 操作性 ★★★★
- スピード ★★★★
- カスタマイズ ★★★
- コスパ ★★★★
フリースケートには良い!
Twisterシリーズとしての味がある。
トータルバランスを考えたシェルとカフの強度バランスが良く、素直な操作性が特徴の1足だと思う。
少々残念だったのは、インナーブーツのパッティング。くるぶし下の土踏まず後方がやや狭く、プッシュレスポンスが上がる一方で、疲労感を感じてしまい、長時間のスケーティング向けでない点。フリースケート向けだから、こんなもんか……。
安井の評価
- 履き心地 ★★★
- 操作性 ★★★★
- スピード ★★★★
- カスタマイズ ★★★
- コスパ ★★★★
さすがのブーツ剛性。
長年オピニオンリーダーだけあって、ブーツのシェルは合格。むしろ硬すぎる。(笑)
残念なのは、このシェルにインナーが合っていないこと。重量系ブーツなのに、インナーが薄く、タンの反発もないため、足とブーツの動きにズレが出る。
スピードと操作性は良いので、ホールド感があるインナーに替えたら別物になると思う。
個人的には、Rollerbladeが得意なサラサラインナーはホールド感が弱くて好きではない。
中野の評価
- 履き心地 ★★
- 操作性 ★★★
- スピード ★★★★★
- カスタマイズ ★★★
- コスパ ★★★
● 良い点
軽い。
かかとが低いから、ロングランに向いている。
1輪目が出ている分、力が最後まで伝わりやすい。また、スラロームのトゥ技はやりやすい!
バックスケーティングの際、重心の位置を広げてくれる。
● 悪い点
スラロームなどの細かい動きは難しい。
インナーブーツの底が硬い。自分好みのインナーブーツを入れると、長時間履き続けられるかも?
高田の評価
- 履き心地 ★★★
- 操作性 ★★★★
- スピード ★★★★
- カスタマイズ ★★★
- コスパ ★★★★
ブーツのシェルとカフ、インナーブーツも硬い!
ハードブーツと思えないくらいレスポンス(反応)が良く、小回りしやすい。
スピードも乗りやすい。
フレーム交換が可能だが、フレームの取り付け位置が少し前気味なので、他社フレームに交換する場合は相性を見極める必要がある。
各パーツや作りが良く、操作性もけっこう良いブーツだけれど、とにかく全体的に「硬い」。そのため乗り手を選ぶというか、好みが分かれるブーツだろう。