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初めて購入するインラインスケートブーツの選び方

インラインスケートを始めようと思ってショップを見てみると、ブーツのデザインはもちろん、ウィール(車輪)のサイズも大小様々で、価格も2万円くらいから10万円くらいまでと、いろいろなブーツがあります。予備知識なければ、何を買ったら良いのか、わからないと思います。
もしそのショップがインラインスケート専門店なら、店員さんと話をして、自分にベストなブーツを見つけてもらえるでしょう。しかし、大手スポーツ用品店やネットショップとなると、なかなかそうはいかないはずです。
そこで、初めてインラインスケートのブーツを買う時のポイントを8つ挙げるので、このポイントを満たすブーツを選んでみてください。

より詳しい説明を知りたい方は、以下の各ポイントの詳細をお読みください。
また最後に、低価格帯の「初めて購入するブーツおすすめ3モデル」も紹介しています。

初心者向きブーツでチェックすべき8つのポイント

新品の「メーカーもの」

「メーカーもの」というのは、インラインスケートをスポーツとして捉え、しっかり開発と製造をしているメーカーが作っているブーツのことです。
S-FOURやPAPASUなどのインラインスケート専門店や、ヴィクトリアなどの大手スポーツ用品店で取り扱っているメーカーであればほぼ大丈夫です。
初心者向けインラインスケートブーツを発売している有名メーカーの具体例としては、RollerbladeK2PowerslideFlying EagleSeba SkatesFR skatesFila Skatesなどがあります。
こういったメーカーのブーツを選ばないと、品質が悪くてスムーズに滑ることができなかったり、すぐに足が痛くなったりと、せっかくブーツを買ってもつまらない思いをする可能性があります。

また、必ずしも新品のブーツである必要はありませんが、中古品の中にはパーツのプラスチックやウレタンなどが劣化しているものがあります。
劣化したブーツで滑っていると、新品時の性能が発揮されなかったり、突然壊れて怪我をすることも考えられます。
そのため、安さに惹かれて劣化状態が良くわからない中古品を購入するのは、極力避けた方が良いでしょう。

新品のメーカーものでも、デザインや色が違うだけの型落ちモデルが安く販売されることもあります。これは確実にお買い得品です。
安易に中古品に手を出して、安物買いの銭失いにならないように気を付けてください。

ウィールのサイズは80mm

今、販売されているインラインスケートのウィール(車輪)のサイズを見ると、56mmから125mmまでいろいろなサイズがあります。
80mmより大きいウィールは、スピードが出しやすくなります。しかし、安定感がなくなったり、曲がりにくかったりと、初心者には滑りにくく感じるものになります。
一方、60mm前後のウィールが付いているブーツはアグレッシブというジャンルのブーツで、安定感は良いのですが、初心者にはスピードが出しづらく、曲がりにくいブーツです。
初心者の人におすすめしたいウィールのサイズが80mm前後のブーツです。
フィットネスブーツやアーバンブーツと呼ばれるブーツの中で、ウィールが80mmのものでしたら、安定感があってスピード感も楽しめ、曲がりやすいです。公園やリンクで練習するだけでなく、街中や河川敷を滑ったり、あるいはスラロームを始めたりと、いろいろ楽しめるのでおすすめです。

できるだけジャストサイズ

普段履きのスニーカーや靴を選ぶ時、履いていて楽な方が良いので、少し大きめのサイズを選ぶこと多いかもしれません。
しかしインラインスケートの場合は、大きめのサイズを選ぶのはできるだけ避け、ジャストサイズのブーツを選んだ方が滑りやすいです。

大きめのサイズが良くない理由は、滑走中にブーツの中で足が動くことによって、操作性が悪くなったり、足が疲れやすくなるからです。
足裏に車輪が付いているので、初心者にはただでさえグラグラして不安定なのに、ブーツ内で足が動いてしまうとさらに不安定になり、かなり滑りづらい状態になってしまいます。もちろん、上達も遅くなります。

そのため、できるだけジャストサイズ、あるいは痛くない程度に少しだけ小さめのブーツを選んでください。
もし少し小さいサイズを選んだとしても、履き込んでいくとインナーブーツのパッドがへたっていくので、時間が経てばジャストサイズになっていくと思います。ジャストサイズを選ぶと、若干緩くなっていく可能性もあります。
しかし、初めてブーツを購入するのに、どのくらいパッドがへたるのか、まったくわからないと思います。また、小さすぎるサイズのブーツを買ってしまうと、痛くて履き続けていられなくなることも考えられます。
そこで、お店でブーツに足を入れた時に、足幅に余裕があると感じたサイズはとりあえず避ける、というようなサイズ選びをしてみてください。

痛くない履き心地

足が痛くなるブーツを履いていると、痛みが気になって滑ることに集中できなかったり、ブーツを履くこと自体が嫌になってしまうこともあります。
そうならないために、購入前に実際に履いてみることが大切です。ブーツを履いたら足を動かして、痛くなりそうな箇所がないかどうか、チェックしましょう。

インラインスケートブーツの基本的な構造はスキーブーツと似ていて、柔らかいウレタンできたインナーブーツを、プラスティックやカーボンなどで作られたシェルやカフで覆うようにできています。
ブーツによっては、プラスティックの部分が少ないソフトブーツと呼ばれるものや、インナーブーツとシェルが一体型になって取り外しができないものもありますが、硬い素材のシェルの中に柔らかいウレタンが配置されているのは同じです。
柔らかいウレタンが足が痛くすることはほとんどないのですが、外側のプラスティックのシェルなどが足に当たって痛くなる場合があります。これがひどくなると、滑るのはもちろん、履いているのもつらくなってしまいます。
滑りたいのにブーツが痛いために滑ることができない、このような状況はできるだけ避けたいはずです。
そこで、実際にお店に行き、気になったブーツを履いてシューレースやバックルを締めます。それから何かにつかまりながら立って、膝を曲げたり伸ばしたり、ブーツを左右に倒したりして、履き心地をチェックしてみましょう。
そうしていろいろなブーツを試した中から、履き心地が良く、足が痛くならなそうなブーツを選ぶと良いでしょう。

ちなみに、痛くないブーツということは、ブーツ全体が柔らかくて足首を支えるだけのサポート力がない場合もあるので、ブーツを左右に倒した時に足を支えてくれるかどうかも気にしてみてください。
特に脚力が弱い女性や子供がサポート力のないブーツを選ぶと、いくら練習してもなかなか上達しない場合もあるので、注意してください。

十分なサポート力

足首周りを中心に、足をしっかり支えてくれるブーツが滑りやすく、疲れにくいです。
サポート力が弱いと、足首が内側や外側に倒れて、脚が内股やがに股になってしまい、スムーズに滑るのが難しくなってしまうことがあります。
その上、足首が倒れたまま滑り続けていると、ブーツが壊れてしまったり、足首を痛めてしまうこともあります。

靴ひもとバックルをしっかり締めてから立ってみて、足首がぐらぐらする感覚がなければ大丈夫です。
ぐらぐらする場合はサポート力が弱いので、より硬めでよりサポート力が強いブーツを試してみてください。
スニーカーのように柔らかい履き心地の「ソフトブーツ」より、スキーブーツのようなプラスチックのシェルに覆われた「ハードブーツ」の方がサポート力は高いです。
ちなみに、ブーツのサイズが大きすぎる場合も、足がぐらぐらして滑りにくくなる原因になりますので、注意してください。

フレームの位置はセンター

足裏でウィール(車輪)を固定しているパーツが「フレーム」です。
多くのスケートブーツはフレームが足の横幅に対してほぼ真ん中に付いていますが、一部のブーツは真ん中より内側に付いているものがあります。
フレームが真ん中に付いていないと、初心者には滑る時に蹴りづらかったり、安定した姿勢が取りづらい原因となるので、注意が必要です。

ブーツを履いてから肩幅より少し狭いスタンスで立ってみて、フレームが垂直に立たずに足首が外側に倒れる場合は、フレームが内側寄りに付いていると思われます。滑りづらくなる可能性があるので、選ばない方が良いと思います。
履いても分からない場合は、店員に聞いてみると良いでしょう。

一部のブーツはフレームの位置を左右に動かして調整できるものがあります。
もし足首が外側に倒れても、フレームの位置調整が可能なものでしたら、店員に理由を話して、フレームを少し外側にずらしてもらってください。その後にもう一度履いて立って、足首が倒れずに立てるか試してみてください。
ちなみに、このフレームの位置調整ができると、内股やがに股の人にとって、フレームの真上に乗りやすくなるように調整できる利点もあります。

気に入ったデザイン

たくさんあるブーツの中から、予算や履き心地によって、候補となるブーツがだんだん絞られてくると思います。
そして比較する時にスペックや性能があると思いますが、デザインもしっかり見ましょう。
どんなに良いブーツだと店員に勧められても、デザインが気に入らないと、だんだん履くのが嫌になってくるかもしれません。
そのブーツを履くだけでテンションが上がりそうな、そんなかっこいいデザインのブーツを選ぶことも、実は大切だったりします。

プロテクターも忘れずに購入

どんなに上手な人でも転ぶことがあります。初心者の人も、もちろん転ぶはずです。しかも何回も。
その転倒時に、痛みや怪我から守ってくれるのがプロテクターです。

プロテクターをしていると、あまりかっこ良く見えないかもしれません。上手な人はプロテクターを着けていないかもしれません。
だからと言って、初心者が見栄を張ってプロテクターを着けずに、転んで大怪我をする方がかっこ悪いのではないでしょうか?

それから、転ぶのを怖がっていると、動きが小さくなって、上達が遅くなります。
転んでも痛くないようにプロテクターを装着し、怖がらずに新しい動きをどんどんチャレンジして、どんどん上達していった方が楽しいはずです。

このような理由で、ブーツ購入時に、手首と肘と膝の3点セットのプロテクターも一緒に購入して、滑る時に必ず着用することをおすすめします。
もし頭を打つのが恐いと思うようでしたら、迷わずヘルメットも着用してください。ブーツ売り場に置いてあるものなら、高価なものでなくても、単純な転倒から頭を守ってくれるはずです。
きちんとプロテクターを着け、安心した気持ちで安全に練習して、上手になっていきましょう。

初めて購入するブーツおすすめ3モデル

サポート力が強めのハードブーツ2種類と、柔らかい履き心地のソフトブーツ1種類を紹介します。
この3モデルは、どれも低価格帯のブーツです。欲しいブーツが決まっている場合は良いのですが、最初はどんなブーツが自分に合うか分からないと思います。
まず低価格のブーツを買って、自分がどういうスペックのブーツが欲しいのかが分かったら、そのスペックを満たすブーツに買い換えると良いでしょう。

ハードブーツ

プラスチックのシェルに覆われたタイプのブーツ。
ブーツ全体が硬めで、足を支えてくれるサポート力が高めなので、初心者でもスケーティングがしやすいです。また、ハードな使用にも耐えられ、スラロームを始めるにも向いています。
一方、足型が合わないと、硬いシェルが足に当たって痛くなる場合もあります。最近のブーツは足が痛くならないように工夫されてきていますが、購入前に試し履きした方が良いでしょう。
ここまで説明してきたスペックを満たすブーツの中で、価格が低めの初心者向けハードブーツのおすすめを2つ挙げますので、購入の際の参考にしてください。

Next 80 (Powerslide)

Powerslide社の最新ハードブーツとなるNextシリーズの中で、最も安定感が高い「Next 80」が、初めて買うブーツとして一番のおすすめです。
Powerslide独自技術のTrinityマウントにより、他のブーツより車高が約1cm低く、力の伝達が優れています。カフが高めなので、足首周りのサポート力も高くなっています。シェルやカフは適度な硬さでサポート力と足の動かしやすさのバランスが良い作りになっています。
このような特性により、「Next 80」は立ったり滑ったりする時に足がぐらぐらしにくく、安心してスケーティングやスラロームの練習ができるブーツです。
もしインナーブーツが足に合わない場合は、熱成形して自分の足型にすることも可能です。
全てのパーツの取り外しや交換が付属のレンチやプラスドライバーで可能のため、パーツが壊れても簡単に修理ができます。
また、Nextは初心者向けのブーツではないため、スケーティングが上達した後に3x110や3x125などの大径3輪フレームに換装しても、十分にそのハイスピードを楽しむことができます。
品質と価格を考えるとかなりコスパのいいブーツですが、ヒールブレーキが付属していません。安全のため、別売りのヒールブレーキ()も併せて購入し、取り付けてから滑り始めると良いでしょう。
このブーツに関しては、「初心者にオススメな「Next 80」を紹介!」「安定感抜群のハードブーツ『Next 80』の使用感:高田健一」「様々なジャンルに対応したブーツ『Next80』の使用感:中野悠希」にさらに詳しいスペックや使用感が書かれていますので、こちらの記事も参考にしてみてください。

RB Cruise (Rollerblade)

インラインスケートの老舗であるRollerblade社の、入門用定番ハードブーツの最新モデルが「RB Cruise」になります。
ハードブーツですが、硬さをあまり感じさせず、履き心地が良いブーツです。
フレームマウントに金属パーツを使うなど、低価格ブーツとは思えないパーツが使用されています。
最低価格帯のブーツですが、老舗メーカーが作るだけあって、初心者が使用するには十分なスペックと品質です。買ってつまらない思いをすることはないでしょう。
専門店だけでなく、大手量販店などでも取り扱っているので、実際に試し履きをしてから購入することがしやすいのも嬉しいポイントです。

ソフトブーツ

足の甲の部分が柔らかい生地で覆われているタイプのブーツで、「フィットネスブーツ」と呼ばれているものソフトブーツに分類されると思って間違いありません。
履き心地が柔らかくて楽チンで、足が痛くなるようなことはほとんどありません。
普通に滑るだけなら問題ありませんが、ジャンプやスラロームをするにはサポート力や剛性が弱いので向いていません。また、足首周りの支えが弱いために、足首のや足の筋力が弱いと内股やがに股になりやすいです。そのため、脚力が弱い方にもあまりおすすめはできません。ショップで試し履きをしてみて、自分にとってブーツのサポート力が足りているか、確認してから購入すると良いでしょう。
低価格帯のの初心者向けソフトブーツのおすすめを1つ挙げますので、購入の際の参考にしてください。

Macroblade 80 (Rollerblade)

Rollerblade社の入門用定番ソフトブーツが「Macroblade 80」です。また、同モデルの女性向け「Macroblade 80 W」は、22.0cmからあります。
ウィール(車輪)が80mmなので、ブーツの重心が低めです。
カフも柔らかめでサポート力は強くありませんが、普通に滑る分には問題ありません。
フレームは簡易的ではありますが、アルミ製のため、ウィールが良く回ってくれます。2万円以下のブーツに付いている、プラスチック製のフレームより快適にスピード感を楽しんで滑ることができます。
大手量販店などで取り扱っているので、実際に試し履きをしてから購入することがしやすいと思います。
とりあえず難しそうなことはせず、足が痛くならずに気持ち良く滑ってみたい、と考えている方はこの「Macroblade 80」から始めてみてはどうでしょうか?

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