IQON「Decode Pro 100 Blue」追加情報&レビュー

先月リリースされたIQONの「Decode Pro 100 Blue」シリーズのフレームについて、追加情報と簡単なレビューを3つほど書きたいと思います。
また、記事の最後に、このフレームの1分解説動画も付けておきますので、基本情報を知りたい方はこちらをご覧ください。

5x80

まず、新たな情報として、5x80のウィールセッティングが可能であることが判明しました。
「早く言ってよー」というのが本音ですが、実物を入手したタイミングで知ることとなりました。
同じウィザード用5輪の100-84-84-84-100が長いと思う方には、まずはウィザードで最もポピュラーな5x80で滑ってみて、スピードに不満が出てきたら100-84-84-84-100を試してみる、という使い方も可能です。
ひとまずDecode Pro 100 Blueで可能なウィールセッティングを全て書き出しますので、購入検討時の参考にしてみてください。

  • 4x100 / 303mm / フルフラット
  • 4x100 / 303mm / 1mmロッカリング
  • 100-84-84-84-100 / 358mm / バナナロッカリング
  • 100-84-84-84-100 / 358mm / Vロッカリング
  • 100-84-H-84-100 / 332mm / フルフラット ※
  • 100-84-H-84-100 / 332mm / 1mmロッカリング ※
  • 5x80 / 331.5mm / バナナロッカリング
  • 5x80 / 331.5mm / Vロッカリング
  • 125-100-125 / 358mm / フルフラット(メーカー非推奨)
  • 125-100-125 / 358mm / 1mmロッカリング(メーカー非推奨)
     ※ H:グラインド用Hブロック(Lサイズ、別売り)

簡易レビュー

5輪や大径ウィールが入るので、ウィールを装着するとずっしりと重いですが、ブーツに取り付けてしまうと、フレームは以外に重く感じません。
元祖Wizard Skating製のフレームはかなり重いので、それに比べたら足回りが軽く感じ、360エアもあまり苦ではなくできました。
軽いからと言って剛性が犠牲になっていることはなく、フレームがたわむような感覚もなく、1輪目や5輪目だけの荷重する技をしても、全く問題ありません。

このフレームの最もウリのセッティング「100-84-84-84-100」のVロッカーは、かなり楽しいです!
僕自身、300mm以上のフレーム長に慣れていたというものありますが、取り回しにくさはあまり感じませんでした。
それよりも、5輪フレームの宿命である「スピードがイマイチ」という弱点を、見事に克服していると思いました。
加速も悪くないですし、従来のウィザード用5輪フレームに比べて、減速するのが遅いです。
そのため、広い場所でウィザードを楽しむ人にとっては、かなりありがたいフレームだと思います。

滑走のフロー感を感じながら技を楽しむ、街乗りもするけどスピン技やスライド技もいろいろやってみたい、そんな人にはDecode Pro 100は本当にオススメです。
技重視なら「100-84-84-84-100」、クルージング感重視なら「4x100」のセッティングが向いていると思います。

アーバン系フレームは「Decode Pro 90」と「Decode Pro 100」でOK

IQONから「Decode Pro 90」というフレームも販売されていますが、この「Decode Pro 90」と「Decode Pro 100」の2組を揃えておけば、ウィザードやフリースケート、スラロームやクルージングまで、俗に言うところのアーバンスケーティングのいろいろな遊び方のほぼ全てのセッティングに対応できてしまいます。
いろいろフレームがある今、フレーム選びで迷ってしまっている方は、とりあえずこの2組を押さえておけばOKだと思います!