S-FOURで新モデル「Next」を試し履き

東京のインラインスケート専門店「S-FOUR」に、PowerslideNextシリーズが入荷しました。
実際に滑ることはできないのでレビューは書けないのですが、ショップに行って履いてみたので、簡単に紹介したいと思います。

S-FOURのフェイスに並んでいるNextシリーズのブーツたち

写真1S-FOURのフェイスに並んでいるNextシリーズのブーツたち

ブーツを触ってチェック

Nextというブーツは、樹脂製のハードシェルにインナーブーツが入っているハードブーツ。
写真ではデザインがイマイチな印象でしたが、実物を見ると、まとまったデザインで違和感はありませんでした。

シェルは硬くもなく柔らかくもなく、しっかり足をサポートしてくれるでしょう。

インナーブーツは熱成形可能なMy Fitの「Fat Boy」。
名称は同じですが、Imperialのものよりパッドが少し厚めになっているようで、足入れ感は悪くありません。

インナーブーツの上部にはシューホールが付いているので、ここまでシューレースを通すと、インナーブーツのフィット感向上が期待できます。

ブーツのフレームマウント部分は、Imperialのように金属パーツは使われてなく、シェルの樹脂がフレームと接しています。
Trinityマウントは3点留めなので、一般的な2点留めのマウントと異なってブーツのよれが出にくいので、金属パーツが使われていなくても問題ないのかもしれません。
ちなみに、SwellやKazeもマウント部分に金属パーツは使われていませんが、特に不満はありません。

実は、Nextのラインナップには、価格が異なる2種類の3×125ブーツがあります。
ウィールの種類が違うのですが、それだけでは8,000円の価格差に納得できず、インナーブーツを比べてみました。
すると、価格が高い「Next Megacruiser Pro 125」のインナーブーツは、他のNextのインナーブーツよりパッドが少し厚くて硬く、ハードな使用へのサポート力が強かったり、多少へたりにくいように感じました。
ただし、これは僕が見たり触ったりした個人的な感覚なので、単なる個体差かもしれません。

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写真2左の黒いブーツが「Next Megacruiser Pro 125」

実際に履いてチェック

ウレタンのパッドも十分な厚さがあって、履いてみてもブーツが当たって痛くなりそうな部分はありませんでした。

つま先部分が広めに設計されていて、ジャストサイズのブーツを履いても、足の指を広げることができました。
指先が窮屈なブーツが多い中、これはなかなか良かったです。

反対に、土踏まず部分が狭く感じました。
土踏まずからかかとにかけて、両サイドから圧迫され、土踏まずの突き上げもきつく感じて、しばらく滑っていると足が痛くなってくるようにも思えました。
だからと言って、1サイズ大きいブーツを履くと、圧迫感はなくなるものの、足がブーツ内で前後に少し動いてしまう。
アグレッシブブーツの感覚で履くのなら問題ないと思うのですが、スラロームをやっている人には若干ルーズに感じるかも……。

このように僕にはNextのサイズ選びが難しいな、と思っていたら、店長の上村さんの提案で、インソールをお試し用のSidasのものに入れ替えてみました。
すると、インソールの土踏まずとかかとの硬いカップ部分が、ブーツ内部を押し広げてくれつつ、足を適切な位置に置いてくれたようで、狭さも土踏まずの違和感も解消されました!
これなら快適に滑れそうなので、もしきつく感じる場合は安易にサイズアップするのではなく、S-FOURの店員さんに相談してインソールなどで工夫すると良いかもしれません。

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写真3S-FOURの自由にブーツに入れて試せるSidasのインソール2種

ハードシェル&Trinity&良コスパ

履いてみた印象は、特別感動するわけでも、がっかりするわけでもなく、合格点を出せる今どきのハードブーツといった感じでした。

しかし、このNextシリーズの売りは、ブーツの履き心地ではなく、世界初の「Trinityマウント搭載のハードブーツ」ということです。
Trinityマウントによって、地面と足裏の高さが普通のブーツに比べて約1cm低く、マウントも3点留めなので、滑りに安定感が出てきます。
そして、ハードシェルなので、荒い滑りをしたり激しく転倒しても革や布部分が擦れて穴が空くこともなく、ブーツのダメージが少なく抑えられます。
さらに、長期間履いてインナーのパッドがへたってきても、インナーブーツを交換すれば新品時の履き心地が戻ってきます。
しかも、価格は競合となるSebaのFRやRollerbladeのTwisterに比べて安く、良心的な価格です。

ハードな使用もOKで、長く履き続けることができて、安定感のある滑りが楽しめて、価格が安い。
こういったポイントに魅力を感じる人は、3×100(街中滑走向き)、3×110(オールラウンダー)、3×125(長距離滑走向き)の中から、自分のスタイルに合わせて好みのウィール径のブーツを選ぶと良いでしょう。