Skrapオリジナルベアリング「E.Z.O.」発売中!

Skrapオリジナルベアリング「E.Z.O.」を10月25日に発売開始しました!
初回ロット限定ですが、気軽に使ってもらえるよう、Shop Skrapにて1個275円(税込)で販売しています。
ベアリング名に入っている「E.Z.O.」は「Economical Zipangu Operation(経済的ジパング作戦)」の略で、簡単に言うと「日本製の良コスパな製品を作るぞ!作戦」といった意味です。
WickedのABEC9を仕入れられなくなったのをきっかけに開発が始まったオリジナルベアリングですが、WickedのABEC9より安いのに、滑り心地はそれ以上と、名称に負けない良いものができたと思っています!

スペック

  • 608Z
  • 片側金属シールド
  • 金属リテーナー
  • インラインスケート専用オイル仕上げ
  • 日本製

ABEC表記はありません。
1個275円という価格から分かると思いますが、高級ベアリングのようにラジアル隙間を計算するなどゴリゴリに設計して材質にもこだわって……、というものではありません。
インラインスケート歴約30年の僕自身の経験と知識と感覚を頼りに、小型ベアリングに強い国内メーカーに特注し、最後は家内制手工業で仕上げているものになります。
そのため、信頼の日本製なのに、この価格で販売することができているのです。
さらに、最終チェックは僕自身が1個1個手に取って確認しているので、最初から回転が悪いハズレが混じっていることはないと思います。

写真1 Skrapオリジナルベアリング:表面

写真1Skrapオリジナルベアリング:表面

写真2 Skrapオリジナルベアリング:裏面

写真2Skrapオリジナルベアリング:裏面

品質

ベアリングを「松竹梅」の3つにランク分けした場合、このSkrapベアリングは真ん中の「竹」になるかと思います。しかし、ただの竹ランクではなく、「最高級の竹」を目指しました。
誰もが「松」と認める、価格が1個700円以上のWITCHやBones Swissと比べると、性能に差を感じてしまう人もいるかと思います。
Skrapベアリングはそういった松ランクより価格が半分以下なので、どうしてもベテランスケーターがこだわるような「最後の伸び」などに違いがあります。
しかし、高品質なベアリングを生産している日本国内の工場にベアリングを特注し、最高品質のスケート専用オイルで仕上げています。
そのため、同価格帯はもちろんのこと、場合によってはSkrapベアリングより高価な中国製や製造国不明のベアリングにも全然負けていないどころか、それよりなめらかな滑り心地を実現できているのではないかと思っています。
耐久性に関しては、まだ半年、1年と使い続けいないのではっきりと言い切れませんが、材質や構造から考えると、通常のベアリングと同等レベルと考えています。

メンテナンス

ベアリング内部にゴミが溜まったり、オイル切れしたりして、回転が悪くなったら、オイルを注してください。
注油しても、ガーガーと音がするようになったら、洗浄しても良いですし、価格から考えて、新しいベアリングに買い替えても良いかと思います。
ちなみにSkrapベアリングは、メンテナンスのしやすさを考えて、注油しやすい片側シールドで、パーツクリーナーの溶剤を選ばずに洗浄可能な金属リテーナーを採用しています。
気遣い不要でガシガシ使えて、細かいことは気にせずに簡単にメンテできる、スケーターフレンドリーな設計になっています。
ただし、注油するオイルだけは気を遣って、WITCHの「Speed Oil」を使ってほしいと考えています。回転性能やオイルの抜けにくさなど、他社製品を凌駕する高品質なスケート専用オイルだからです。
しかもSkrapベアリングとの相性も抜群なので、きっとメンテナンス後の回転性能の回復をしっかり助けてくれるはずです。

使用感

実際に使ってみると、1歩目からスムーズに回転してくれるので、普段使いのベアリングとしては、何ら過不足のない品質だと思います。
僕自身はクルージングやウィザードスケーティングで使っていますが、コスパの良いベアリングだな、というのが率直な感想です。そもそも性能に不満があれば、販売しませんが。(笑)
滑り心地は、この価格帯のベアリングで良くある、硬い回転の感触がありません。ランクが上のベアリングで感じられる、静かになめらかに回る感触で、やはり日本製は作りが精密で丁寧だな、と感じました。
強いて不満点を言えば、やはり「伸び」が足りないことでしょうか。キックしてスピードが落ち始めるまで、あともう少しだけ高速域をキープしてくれると完璧なのですが、これが「竹ランク」の限界といったところなのでしょう。自分も1ユーザーという立場で見ても、価格を考えると致し方なしだと思いますし、伸びの良さを求めるのなら、WITCHやBones Swissなどの「松ランク」の高価なベアリングを使用すべきなのだと思います。
何はともあれ、十分にコスパが良いベアリングなのは間違いありません。長距離滑走やスラロームやアグレッシブをしている人たちからは、価格以上の品質だと概ね高評価をいただいています。安めのベアリングを探している方に、ぜひ使用していただきたいです。

販売

販売開始してからすでに1ヶ月ほど経ちますが、おかげさまで初回ロットの在庫は残り半分となりました。
当初の予定では、売り切るのに1年くらい掛かるかな?と思っていたのですが、予想をはるかに上回るペースでご購入いただいていて、来春には第2ロットの製作に入ることになりそうです。
現在はお試し価格の意味も込めて1個275円ですが、第2ロット以降は1〜2割ほど値上げさせていただく予定です。
また現在Shop Skrapでは、ケース入りで少し割安な8個12個16個20個のセット販売もしていますので、少しでも安く入手したい方は、お早めにご購入ください。